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感染は「Emotet」亜種、メール経由で - 多摩北部医療センター

多摩北部医療センターの医師が利用するメールアカウントが不正アクセスを受けた問題で、医師が利用する業務用端末のマルウェア感染が原因であることが判明した。

当初、医師が利用する業務用端末や私用端末についてマルウェア感染の疑いが出ていたが、東京都保健医療公社によれば、その後の調査で医師が利用する業務用端末でメールの添付ファイルを開いたことにより、マルウェアに感染していたことが判明したという。

5月1日に受信したメールの添付ファイルを開封。「Emotet」の亜種と見られるマルウェアに感染した。マルウェアにより、端末のメールボックスに対するアクセスの痕跡が確認された。

窃取された情報は外部へ流出したと見られるが、暗号化されており、流出範囲の特定はできないという。メールボックスには患者情報が含まれる24件のメールが保存されていた。

(Security NEXT - 2019/06/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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