Oracle、四半期定例アップデートを公開 - 脆弱性297件を修正
Oracleは、CVEベースで297件の脆弱性に対応した定例アップデート「クリティカルパッチアップデート(CPU)」をリリースした。
297件の脆弱性へ対応したOracle
「クリティカルパッチアップデート(CPU)」は、累積的なアップデートとして四半期ごとに提供しているもの。
今回対象となる製品は、「Oracle Database Server」や「Java SE」をはじめ、「Fusion Middleware」「PeopleSoft」「Oracle Enterprise Manager」「Oracle E-Business Suite」「Oracle Siebel CRM」「Oracle Industry Applications」などで、多岐にわたっている。
297件の脆弱性のうち、共通脆弱性評価システム「CVSS v3」においてスコアが「7.0」以上の「緊急」または「重要」とされる脆弱性は157件。また198件 に関しては、認証なくリモートより悪用されるおそれがあるという。
同社では、利用者に対してサポートされているバージョンを確認し、アップデートを可能なかぎり早く適用し、脆弱性を修正するよう呼びかけている。
なお、次回の定例アップデートは米国時間2019年7月16日となる予定。
(Security NEXT - 2019/04/17 )
ツイート
PR
関連記事
「GitLab」のアカウント乗っ取る脆弱性、悪用が発生 - 米当局が注意喚起
開発言語「R」のデシリアライズ処理に脆弱性 - 修正版へ更新を
QNAP製NASやアドオンに脆弱性 - 旧アドバイザリも更新、影響大きい脆弱性を追加
「SonicWall GMS」に認証回避など複数の脆弱性 - アップデートが公開
4月のMS月例パッチで修正された脆弱性が攻撃の標的に - 米当局が注意喚起
Google、脆弱性2件を修正した「Chrome」のアップデートを公開
「ArubaOS」に深刻な脆弱性 - リモートよりコード実行のおそれ
AIアプリの構築に活用される「BentoML」に深刻な脆弱性
「WooCommerce」向けのカスタムフィールド追加プラグインにRCE脆弱性
「MS Edge」にアップデート - 重要度「クリティカル」の脆弱性を解消