Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「SonicWall GMS」に認証回避など複数の脆弱性 - アップデートが公開

SonicWallが提供する同社製品の管理ソリューション「SonicWall Global Management System(GMS)」に複数の脆弱性が明らかとなった。アップデートにて修正されている。

現地時間4月30日にセキュリティアドバイザリを公開し、2件の脆弱性について明らかにしたもの。「同9.3.4」および以前のバージョンが影響を受ける。アドバイザリの公開時点で脆弱性の悪用は確認されていないという。

具体的には、同製品のエンドポイント向けモジュール「ECM」において認証情報がハードコードされており、認証をバイパスされるおそれがある「CVE-2024-29011」や、XML外部実体参照(XXE)により情報漏洩が生じる脆弱性「CVE-2024-29010」が判明した。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「CVE-2024-29011」が「7.5」、「CVE-2024-29010」が「7.1」で、ともに重要度は「高(High)」とレーティングされている。

これら脆弱性は「同9.4.0」にて修正されており、同バージョン以降へアップデートするよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/05/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
自治体委託イベントの申込フォームに不備 - 個人情報が閲覧可能に
サイバー攻撃被害が判明、内部情報へアクセスされた痕跡 - BBT
個人情報含む記憶媒体紛失、教諭2人を懲戒処分 - 北海道
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局