Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Visaカード発行事業者装うフィッシングに注意

銀行や金融機関系カード会社など、Visaカード発行企業で構成されるVJAグループになりすましたフィッシング攻撃が確認されている。

20190304_ap_003.jpg
フィッシング対策協議会

同グループが展開するオンラインサービス「Vpass」を装う手口が確認されたもの。「クレジットカードから緊急のご連絡」といった件名のフィッシングメールを送りつけていた。

メールの本文では、「引き続きクレジットカードを利用する場合は手続きが必要」などとだまし、偽サイトへ誘導。氏名や生年月日、電話番号、セキュリティコードや暗証番号を含むクレジットカード情報、口座番号などをだまし取ろうとしていた。

メールでは、「ほかのウェブサイトでクレジットカードのデータが大量に失われている」などと記載。流出事件などに便乗しようとしたものと見られるが、「紛失を防ぐためにすぐにあなたの情報を登録してください」など、不自然な言い回しも目立つ。

同協議会では、3月4日の時点でフィッシングサイトの稼働を確認しており、JPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似した攻撃へ注意するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/03/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「電気料金未払い」と不安煽りクレカ情報だまし取るフィッシング
フィッシング攻撃で日本赤十字社のメアドになりすまし
JR西日本の会員サービスを装うフィッシング攻撃に注意
「ビックカメラ」からの「異常通知」装うフィッシング攻撃
「支援金5万円」とだますフィッシング - 偽マイナポータルへ誘導
「口座が凍結されました」 - ゆうちょ銀装うフィッシングに注意
「マネロンのおそれ、対応しないと法的措置」と脅すフィッシング
「給付金に関するお知らせ」などと内閣府かたる詐欺メール
「dカード」利用者を狙う偽メール - 架空の利用照会など複数文面で
「メルカリ」利用者狙うフィッシング - 本人確認サービスへ誘導