「Adobe Reader/Acrobat」に2件の深刻な脆弱性 - アップデートが公開
Adobe Systemsは、「Adobe Acrobat」「Adobe Reader」に判明した深刻な脆弱性を修正するため、アップデートをリリースした。
今回のアップデートは、重要度が「クリティカル(Critical)」の脆弱性2件を修正したもの。「Windows」「macOS」環境が影響を受ける。
同社によれば、域外にメモリを書き込む脆弱性「CVE-2018-12808」や、信頼できないポインタを参照する脆弱性「CVE-2018-12799」が存在。悪用されるとリモートよりコードを実行されるおそれがある。これら脆弱性の悪用は確認されていない。
同社では、「同DC」の「Continuous(連続トラック)」向けに「同2018.011.20058」、「Classic(クラシックトラック)」向けに「同2015.006.30448」を提供。
「同2017」に対しては「同2017.011.30099」を用意した。適用優先度は、いずれも3段階中2番目にあたる「2」とレーティングしており、30日以内を目安にアップデートするよう求めている。

アップデートをリリースしたAdobe Systems
(Security NEXT - 2018/08/15 )
ツイート
PR
関連記事
「LogStare Collector」に複数の脆弱性 - 最新版へ更新を
「Apache Syncope」に脆弱性 - 内部DB構成でPW特定のおそれ
IT資産管理製品「MaLion」のWindows向けエージェントに深刻な脆弱性
Progress製DB接続ドライバ「DataDirect」に複数の脆弱性
「NVIDIA DGX Spark」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Azure Bastion」「SharePoint Online」に深刻な脆弱性 - すでに修正済み
「SonicWall Email Security」に複数脆弱性 - アップデートが公開
「Oracle Fusion Middleware」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「Grafana」にクリティカル脆弱性 - なりすましや権限昇格のおそれ
DB管理ツール「pgAdmin4」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
