Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

大手企業の約9割、サイバー攻撃対応に自信 - 5割超で演習など実施

企業の危機管理担当者の9割近くが、サイバー攻撃に十分対応できると考えているとする調査結果をDeloitte Touche Tohmatsuが取りまとめた。攻撃に備えて演習やシミュレーションを行っているとする企業も5割を超えたという。

同社が危機管理に関するグローバル調査を実施し、結果を取りまとめたもの。同調査は2017年11月から2018年1月にかけて、米国拠点の企業で年間売上が50億米ドル以上、あるいは米国以外を拠点とし、年間売上が10億米ドル以上の企業に対して実施したもの。

クライシスマネジメントやリスクマネジメント、事業継続の責任者を対象に電話で実施し、5地域、20カ国の523人が回答した。

同調査によると、企業が危機的状況に直面する場面が10年前より増えているとの回答が60%にのぼる。

実際に回答者の80%が、過去2年以内に危機管理チームを動員した経験があり、危機の内容を見るとサイバー関連のインシデントが46%で最多。安全性関連のインシデントが45%、セキュリティインシデントが35%で続いた。

(Security NEXT - 2018/08/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

メタバース内に「警視庁サイバーセキュリティセンター」を開設
7月に「サイバー防衛シンポジウム熱海2023」開催 - あらたな「サイバー戦」テーマに
宣伝会議、不祥事ランキングを公表 - 求められる迅速な誠意ある対応
国内上場企業が優先対処したいリスク、上位に「サイバー攻撃」
サイバー防衛シンポ熱海2021、12月にハイブリッド開催
情報漏洩インシデント時における広報対策セミナー - JSSEC
デロイトトーマツと日大、クライシスマネジメント分野で連携 - 政策提言なども視野に
危機管理ソリューション市場、2021年度には1兆円超に拡大
警察庁、「伊勢志摩サミット」でのサイバーテロを警戒 - 開催地域に限らず日本全国が標的に
印象が悪かった不祥事ランキング - 年金機構問題が6位