Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache HTTP Server 2.4」に認証回避など7件の脆弱性

「Apache HTTP Web Server 2.4」に認証回避やセッション情報の改ざんをはじめ、複数の脆弱性が含まれていることがわかった。開発チームは、アップデートをリリースし、利用者へ対応を呼びかけている。

20180327_ah_001.jpg
脆弱性を解消した「同2.4.33」へのアップデートが呼びかけられている

同サーバにおいて、「FilesMatchディレクティブ」における認証回避の脆弱性「CVE-2017-15715」や、「mod_session」におけるセッション改ざんの脆弱性「CVE-2018-1283」が判明。

さらに、「HTTP/2」通信において解放済みメモリを使用する脆弱性「CVE-2018-1302」やダイジェスト認証においてリプレイ攻撃が可能となる脆弱性「CVE-2018-1312」のほか、HTTPリクエスト処理におけるサービス拒否の脆弱性など、あわせて7件の脆弱性が存在するという。

開発チームでは、脆弱性の修正以外にも機能追加やバグフィクスを実施したGeneral Availability版の「同2.4.33」をリリースし、旧版利用者に対してアップデートを推奨。セキュリティ機関もアップデートを実施するよう注意を呼びかけている。

今回修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2017-15710
CVE-2017-15715
CVE-2018-1283
CVE-2018-1301
CVE-2018-1302
CVE-2018-1303
CVE-2018-1312

(Security NEXT - 2018/03/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

米当局、「FortiWeb」の脆弱性悪用に注意喚起
「FortiWeb」に深刻な脆弱性 - すでに攻撃も
NECのHAクラスタソフト「CLUSTERPRO X」に深刻な脆弱性
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
「Dell Data Lakehouse」が脆弱性145件を修正 - 深刻な脆弱性も
マルウェア対策製品「Avast」「AVG」に深刻な脆弱性
DB管理ツール「pgAdmin4」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
Adobeが定例アップデート - 8製品29件の脆弱性を修正
「Symfony」に脆弱性 - アクセス制御ルールが回避されるおそれ