悪用難しいと思われた「Office脆弱性」、公表2週間でマルウェアに - Visa偽装メールで拡散
11月に公開されたマイクロソフトの月例セキュリティ更新により修正された「Office」の脆弱性が、すでにマルウェアを感染させる攻撃に悪用されていることがわかった。
問題の脆弱性は、「Office」の数式エディタに存在する「CVE-2017-11882」。同脆弱性を悪用する「RTFファイル」を添付したメールが確認された。
攻撃を報告したFortinetによれば、今回の攻撃では最終的にペネトレーションツール「Cobalt Strike」のコンポーネントをインストールさせようとしていたもの。
同脆弱性は、マイクロソフトによって11月の月例パッチにより修正された。脆弱性が公開された時点で悪用は確認されていなかったが、その後実証コードが公開され、容易に悪用でき、与える影響も小さくないとして注意喚起も行われている。
(Security NEXT - 2017/11/29 )
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