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15.3%の企業で被害、ランサムで泣き寝入りも

直近1年間に15.3%の企業が、セキュリティに関連した被害を経験したとする調査結果をIDC Japanが取りまとめた。そのうち約3分の1は重大な被害としており、復旧や賠償金にかかった費用が500万円を超えた企業が6割を超えた。

同社が1月に実施した調査結果を取りまとめたもの。同調査は国内企業673社を対象としたもので、セキュリティに関する投資動向や被害状況について尋ねた。

直近1年間に被害に遭った企業は全体の15.3%だった。そのうち重大な被害に遭った企業は29.4%で、2016年1月に実施した前回調査の28.1%から微増。また復旧や賠償金にかかった費用が500万円を超えた企業は、前回調査から6.7ポイント増となる65.2%だった。

被害が生じた企業の1割は、ランサムウェアが原因としており、半数以上がバックアップファイルやセキュリティベンダーの復号化ツールで復元。一方で被害企業の1割は、攻撃者の要求に従って金銭を渡し、復元したと回答したという。

(Security NEXT - 2017/04/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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