不正アクセスでオープンデータサイトが攻撃の踏み台に - 岡山県
岡山県内の公共データを提供するウェブサイト「おかやまオープンデータカタログ」が、不正アクセスを受けたことがわかった。同県では同サイトを停止し、調査を進めている。
同サイトは、同県と県内の市町村が保有する公共データを、二次利用が可能なオープンデータとして公開する試み。予算や人口などの基礎情報のほか、防災関連情報など1月13日より85件のデータセットを公開している。
同県によれば、同サイトに対して3月17日未明に不正アクセスがあり、外部に対する攻撃の踏み台に利用されていることが判明したという。
同県では同日4時過ぎに同サイトを停止。同サイトの運用保守を担当する委託業者が調査を進めている。同サイトは個人情報を保有しておらず、個人情報流出の可能性について否定した。
同県では、調査結果を踏まえて必要な対策を実施し、安全を確認したうえで再開したい考えだが、具体的な再開時期は未定。
(Security NEXT - 2017/03/23 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
職員アカウントが侵害、迷惑メールの踏み台に - 中部生産性本部
メルマガアカウント侵害、スパム送信踏み台に - サロン向け器具メーカー
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
予約管理システム侵害、予約者にフィッシングメール - 京都市内のホテル
ランサム被害による個人情報流出を確認 - 保険事故調査会社
多治見市の複数小中校で不正アクセス - 迷惑メール1.6万件送信
駿河屋サイトの改ざん、監視ツールの脆弱性経由 - 侵害検知以降にも流出
研究者向けサイトに不正アクセス、非公開ページに書込 - 日本リウマチ学会
総当り攻撃で内部侵入、挙動検知してサーバ隔離 - タマダHD
約9カ月にわたりサイト改ざん、約100記事に不正スクリプト - 京大
