「AI開発ガイドライン」の論点で意見募集 - セキュリティやプライバシー、透明性確保など
総務省の情報通信政策研究所は、「AI開発ガイドライン」の策定に向け、論点に関する意見を募集している。
同省では、10月より「AIネットワーク社会推進会議」にて「AI開発ガイドライン」の策定に向け、国際的な議論にも利用する素案の作成を進めており、整理した論点についてパブリックコメントを実施するもの。
同案では、ガイドラインにおける基本概念の定義や目的、適用範囲のほか、開発原則や実効性の担保などを論点として挙げている。
AIネットワークシステムにおける開発原則では、「セキュリティ確保の原則」として、「機密性」や「完全性」「可用性」にくわえ、「頑健性」や「信頼性」などの必要性について言及。
また「安全保護の原則」「プライバシー保護の原則」「倫理の原則」「利用者支援の原則」のほか、「透明性の原則」「アカウンタビリティの原則」「制御可能性の原則」なども含まれる。
意見は、郵送、ファックス、メール、電子政府の総合窓口である「e-Gov」にて受け付ける。締め切りは1月31日17時。郵送の場合は同日必着となる。
同会議では、寄せられた意見をもとに議論を進め、2017年夏ごろを目途に報告書を取りまとめる予定。
(Security NEXT - 2016/12/29 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消
「M365 Copilot」に情報漏洩の深刻な脆弱性 - すでに修正済み
「Interop Tokyo 2025」が6月開催 - テーマ「社会に浸透するAIとインターネット」
国際作戦「チャクラV」でサポート詐欺を摘発 - 悪質ドメイン6.6万件閉鎖
アニメ制作会社の店舗システムに大規模アクセス - 不具合など発生
「MailEnable」に深刻なXSS脆弱性 - 実証コードも公開
委託先にサイバー攻撃、内線電話番号簿情報が流出か - 原子力機構
ファイル送信用サーバが侵害被害、取引先に影響 - DAIKO XTECH
「個人情報を考える週間」がスタート - 「うっかり」から「しっかり」へ
Samsung製デジタルサイネージの脆弱性狙う攻撃に注意