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【熊本地震】募金装う振り込め詐欺に注意 - 「親類全体で義援金送る」と騙す手口も

全国銀行協会は、熊本地震に便乗し、「義援金の募集」装って金銭をだまし取る振り込め詐欺へ注意するよう呼びかけた。

過去に災害や震災が発生した際、公的機関や実在する団体、親類などを装った振り込め詐欺が発生していることから、熊本地震に関しても同様の詐欺行為が展開されるおそれがあるため、注意を呼びかけたもの。

被災者に対する義援金の名目で、関係ない口座へ送金するよう促す手口で、訪問、電話、メール、郵便などで勧誘される可能性がある。

過去の災害で発生した事例では、公的機関の募金に見せかけたケースのほか、親類を装い「被害が発生している親類へ、親族全体で義援金を送ることにした」などと騙す手口もあったという。

同協会では、振込先口座の名義情報などに不審な点がないか確認したり、実在する団体の職員などを名乗っている場合も、団体がテレビや新聞などで公開している口座と同一であるか確認するよう求め、不審と感じた場合は警察などへ相談するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2016/04/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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