深刻な脆弱性に対処した「Flash Player」のUDが公開
Adobe Systemsは、深刻な脆弱性に対処した「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデート「APSB15-28」を公開した。

17件の脆弱性を解消した「APSB15-28」(画像:Adobe Systems)
同アップデートは、解放済みメモリへアクセスする脆弱性をはじめ、セキュリティのバイパス、型の取り違えなど、17件の脆弱性を修正するアップデート。すべてのプラットフォームが影響を受ける。脆弱性を悪用された場合、システムの制御を奪取されるおそれがある。
同社は「Windows」「Mac OS X」およびブラウザの同梱版に対して最新版となる「同19.0.0.245」を公開。最新版へアップデートできないユーザーに対しては、延長サポートとして「同18.0.0.261」を用意した。またLinuxに対しては「同11.2.202.548」を提供。「Adobe AIR」や「同SDK」へ「同19.0.0.241」を提供する。
適用優先度は、「Windows」「Mac OS X」およびブラウザ同梱版については、3段階中もっとも高い「1」にレーティングし、72時間以内のアップデートを推奨。それ以外は2段階低い「3」とした。
修正した脆弱性は以下のとおり。
CVE-2015-7651
CVE-2015-7652
CVE-2015-7653
CVE-2015-7654
CVE-2015-7655
CVE-2015-7656
CVE-2015-7657
CVE-2015-7658
CVE-2015-7659
CVE-2015-7660
CVE-2015-7661
CVE-2015-7662
CVE-2015-7663
CVE-2015-8042
CVE-2015-8043
CVE-2015-8044
CVE-2015-8046
(Security NEXT - 2015/11/11 )
ツイート
PR
関連記事
「MongoDB」に脆弱性「MongoBleed」 - 「PoC」公開、早急に対応を
メール転送エージェント「Exim」に脆弱性 - 「クリティカル」評価も
「Apache NiFi」の「Asana」連携の一部処理にRCE脆弱性
ワークフローツール「n8n」に今月3件目の「クリティカル」脆弱性
「IBM API Connect」に認証回避の脆弱性 - 暫定修正を提供
Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
