Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

IT責任者の8割が無線LANのセキュリティに懸念 - 4割弱が認証を未導入

企業における無線LANのセキュリティについて、37%が認証機能を導入していないとの調査を米Fortinetが取りまとめた。

同社が日本を含む12カ国と地域において、従業員が250人以上の企業におけるIT部門責任者1490人を対象に調査を実施したもの。回答者の49%が、無線LAN環境にもっとも脆弱性があると回答。また83%が既存のセキュリティでは不十分とし、最高情報責任者(CIO)の92%が非常に強い懸念を持つと回答したという。

実際のセキュリティ対策を見ると、無線ネットワークの基本的なセキュリティ対策である認証機能について37%が「導入していない」と答えた。

43%の企業が自社の無線ネットワークに外部からのゲストアクセスを許可している一方、その13%でゲストアクセスに対するセキュリティ対策を行っていなかった。実施しているセキュリティ対策では、「一時てなユーザー名とパスワード」が46%、「キャプティブポータルを使用した認証」が36%だった。

(Security NEXT - 2015/07/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「React」脆弱性、実証コード公開 - 悪用リスクが上昇
「GitLab」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
「Chrome 143」を公開 - 重要度「高」4件含む脆弱性13件に対応
「Next.js」にセキュリティアップデート - 「React」脆弱性が影響
「Apache HTTPD」にアップデート - 脆弱性5件を解消
JSライブラリ「React」に深刻なRCE脆弱性 - 早急に対応を
ウェブアプリフレームワーク「Django」に複数脆弱性 - アップデートが公開
米セキュリティ機関、「ScadaBR」既知脆弱性の悪用に警告
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害
「Android Framework」のゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 米当局