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「LINE」経由だけじゃない「プリカ番号教えて詐欺」 - 数百枚を送ってしまったケースも

架空請求の末、「プリペイドカードの番号を教えて」と要求する詐欺が広がっている。サーバ管理型プリペイドカードの特徴を悪用した手口で、全国の消費生活センターに相談が寄せられている。

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プリペイドカードの販売イメージ(画像:国民生活センター)

2014年には、LINEのアカウントを乗っ取り、友人や知人のフリをして、プリペイドカードを購入させ、カードの写真を送らせて電子マネーを騙し取る詐欺に注目が集まったが、最近では架空請求の金銭の受け渡し手段としてプリペイドカードを悪用しているもの。

従来より、実際には生じていない有料サイトやアダルトサイトの利用料を架空請求し、銀行口座に金銭を振り込ませたり、郵送で現金を送らせる詐欺が後を絶たないが、あらたに送金方法として目を付けたのがプリペイドカード。購入したプリペイドカードの番号を、ファックスやメール、電話で伝えるよう要求するという。

メールで届いた架空請求を信じてしまい、数千円のプリペイドカードを約70枚、約50万円分買い、番号をファックスで送信してしまったケースや、あわせて数百枚にも及ぶプリペイドカードを携帯電話で写真撮影してメールで送信してしまい、約300万円の被害に遭ったケースもある。

磁気タイプのプリペイドカードなどと異なり、サーバ管理型プリペイドカードは、インターネットでカード上に記載された番号を登録することで電子マネーを利用できるもので、番号に金銭的な価値が存在している。これら番号を相手に伝えると、価値を取り戻すことが困難になると国民生活センターは指摘しており、トラブルの拡大が懸念されているとして、警鐘を鳴らしている。

誤って要求に応じてプリペイドカード番号を伝えてしまった場合は、プリペイドカードの発行会社に連絡したり、最寄りの消費生活センターへ相談するよう呼びかけている。また同センターと日本資金決済業協会では、3月26日から5月末日までを「プリカ詐欺撲滅強化期間」とし、連携して啓発活動を展開していく。

(Security NEXT - 2015/03/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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