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ネットワーク対応カメラ「Qwatchシリーズ」に深刻な脆弱性

アイ・オー・データ機器が販売するネットワーク対応カメラ「Qwatchシリーズ」に深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。脆弱性を修正するファームウェアが提供されている。

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脆弱性についてアナウンスしたアイ・オー・データ機器

「Qwatchシリーズ」において、特定のURLへアクセスすることにより、認証を回避できる脆弱性「CVE-2014-3895」が存在することが判明したもの。同脆弱性が悪用されると、ネットワーク経由でパスワードをはじめとする内部設定情報を取得、機器を不正に操作されるおそれがある。

影響を受けるファームウェアのバージョンは、「TS-WLCAM」および「TS-WLCAM/V」が「1.06」。「TS-PTCAM」「TS-PTCAM/POE」および「TS-WPTCAM」が「1.08」、「TS-WLC2」が「1.02」。これらバージョンより以前ファームウェアにも同様の脆弱性が存在する。

同社では、脆弱性を修正した最新版のファームウェアを公開しており、アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2014/07/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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