Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「一太郎」シリーズにコード実行の脆弱性 - アップデートモジュール適用を

ジャストシステムが提供しているワープロソフト「一太郎」シリーズに、あらたな脆弱性が判明した。同社ではアップデートモジュールの適用を呼びかけている。

今回判明した「CVE-2013-3644」は、細工の施された文書ファイルを開いた場合、悪意あるプログラムが実行される脆弱性。攻撃が成功した場合、コンピュータの制御を奪われる可能性があるという。

脆弱性の影響を受けるのは、「一太郎2006」以降のシリーズ製品で、一太郎のほか「一太郎Pro」「一太郎ガバメント」「一太郎ポータブル」「一太郎ビューア」「ジャストスクール」なども含まれる。

同社では、該当製品に対応するアップデートモジュールを提供しており、速やかに適用して脆弱性を解消するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2013/06/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

開発言語「R」のデシリアライズ処理に脆弱性 - 修正版へ更新を
「GitLab」のアカウント乗っ取る脆弱性、悪用が発生 - 米当局が注意喚起
QNAP製NASやアドオンに脆弱性 - 旧アドバイザリも更新、影響大きい脆弱性を追加
「SonicWall GMS」に認証回避など複数の脆弱性 - アップデートが公開
4月のMS月例パッチで修正された脆弱性が攻撃の標的に - 米当局が注意喚起
Google、脆弱性2件を修正した「Chrome」のアップデートを公開
「ArubaOS」に深刻な脆弱性 - リモートよりコード実行のおそれ
AIアプリの構築に活用される「BentoML」に深刻な脆弱性
「WooCommerce」向けのカスタムフィールド追加プラグインにRCE脆弱性
「MS Edge」にアップデート - 重要度「クリティカル」の脆弱性を解消