MS、「緊急」6件含む更新パッチ6件を公開 - 「Windows 8」の脆弱性も修正
日本マイクロソフトは、11月の月例セキュリティ更新プログラム6件を公開した。これらプログラムで、あわせて19件の脆弱性を修正している。

11月の月例セキュリティ更新プログラム一覧
深刻度が、4段階中もっとも高い「緊急」に設定されているプログラムは4件。これら4件で修正された脆弱性の悪用や公開は確認されていない。「MS12-075」「MS12-072」の2件は、サポート中のすべての「Windows」に影響があり、10月26日に一般発売された「Windows 8」も含まれる。
「緊急」とされるプログラムのなかで、適用優先度が高いプログラムは、「Windowsカーネルモードドライバー」の脆弱性を修正した「MS12-075」と「Internet Explorer」の脆弱性に対応した「MS12-071」の2件。
「MS12-075」では、3件の脆弱性を修正しており、なかでも「TrueTypeフォント」の処理に含まれる脆弱性「CVE-2012-2897」では、不正なフォントを埋め込まれたページへアクセスした場合、リモートでコードを実行されるおそれがある。
「MS12-075」は、「IE 9」のみ対象とするパッチで、同バージョンを既定でインストールされる「Windows」は存在しないが、「Windows Vista SP2」以降は、同バージョンへ自動アップグレードされている場合があり注意が必要。
また細工されたブリーフケースを開いた場合にコード実行のおそれがあるWindowsシェルの脆弱性を「MS12-072」にて解消したほか、「MS12-074」では、いわゆるライブラリのロード問題など「.NET Framework 」における5件の脆弱性に対応した。
残る2件のプログラムの深刻度は、次に高い「重要」と、3番目にあたる「警告」がそれぞれ1件ずつ。「重要」に設定された「MS12-076」では、メモリ破壊により不正なファイルを開くとリモートでコードを実行されるおそれがある問題など、「Excel 2010」以前に含まれる脆弱性4件を修正した。Mac版の「同2011」「同2008」や「Excel Viewer」にも影響がある。
「MS12-073」は深刻度「警告」のプログラムで、「IIS」に関連した脆弱性2件へ対応した。修正された「CVE-2012-2531」はパスワード漏洩する脆弱性だが、悪用するためにはシステムへのログオンする必要がある。
他方「CVE-2012-2532」は、「IIS」の「FTP Service」において、すでに公開済みとなっているFTPコマンドインジェクションの脆弱性に対応している。これら2件の脆弱性は相互に利用できるものではなく、出荷時における既定の環境では影響を受けないことなどを理由に「警告」にレーティングされている。
(Security NEXT - 2012/11/14 )
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