Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

DNSサーバ「BIND 9」に深刻な脆弱性 - サービス停止のおそれ

DNSサーバ「BIND 9」に、サービス停止へ陥る脆弱性が含まれていることがわかった。影響が大きいとしてInternet Systems Consortium(ISC)やセキュリティ機関は、対策を講じるよう注意を喚起している。

問題の脆弱性「CVE-2012-5166」は、リソースレコードの処理に存在しているもので、細工したRDATAを読み込むと、問い合わせへ応答しないサービス停止の状態へ陥るという。

今回の脆弱性は権威DNSサーバ、キャッシュサーバの双方に影響があり、DoS攻撃が行われる可能性がある。また直接インターネットへ接続していないサーバも攻撃の対象になりうるという。

現在「同9.6-ESV-R8」や「同9.6-ESV-R7-P4」をはじめ、脆弱性を修正した最新版が公開されており、ISCやセキュリティ関連機関では、アップデートや回避策の実施を呼びかけている。

(Security NEXT - 2012/10/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「GitLab」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
「Chrome 143」を公開 - 重要度「高」4件含む脆弱性13件に対応
「Next.js」にセキュリティアップデート - 「React」脆弱性が影響
「Apache HTTPD」にアップデート - 脆弱性5件を解消
JSライブラリ「React」に深刻なRCE脆弱性 - 早急に対応を
ウェブアプリフレームワーク「Django」に複数脆弱性 - アップデートが公開
米セキュリティ機関、「ScadaBR」既知脆弱性の悪用に警告
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害
「Android Framework」のゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 米当局
「Unbound」のDNSキャッシュ汚染脆弱性 - 追加対策版が公開