一部ロジテック製ルータに外部から接続IDやパスワードが取得される脆弱性
ロジテックの一部無線LAN対応ルータに深刻な脆弱性が判明した。同社やセキュリティ専門機関では、影響を受けるユーザーに対し、ファームウェアのアップデートを実施するよう呼びかけている。
深刻な脆弱性が見つかったのは、「LAN-W300N/R」「LAN-W300N/RS」「LAN-W300N/RU2」の一部製品。脆弱性が悪用されると、ISPへ接続する際のPPPoEアカウントやパスワードを、インターネット経由で取得されるおそれがあるという。
対象となるのは、ファームウエアのバージョン「2.17」で、シリアルナンバーの末尾に「B」が含まれている製品。同社では、シリアルの確認方法をウェブサイトで紹介。影響があるユーザーに対し、ファームウェアの更新を呼びかけている。
また同社ではセキュリティーを強化したファームウェアを5月28日に公開する予定であるとし、公開後に再度更新を実施するよう求めている。
(Security NEXT - 2012/05/16 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ブラウザ「Chrome」の「Cookie暗号化保護」を破壊する「C4攻撃」
「Chromium」の脆弱性狙う攻撃 - 派生ブラウザ利用者も注意を
「Lucee」にクリティカル脆弱性 - 悪用コード公開済み
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性などに対応
「Cisco Unified CM」に深刻なRCE脆弱性 - ESリリースのみ影響
「Citrix Bleed 2」への懸念広がる - 提供元は「悪用未確認」強調
メッセージ保護アプリ「TM SGNL」の複数脆弱性、悪用リストに追加
「NetScaler ADC」脆弱性、パッチ公開前から攻撃発生
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、アップデート公開 - 軽減策の実施も