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シマンテック、組織内部の見えない敵「ボット」の活動を調査する新サービス

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池永氏

同事例では、期間中に脅威があるサイトへのアクセスが1839件に上り、期間中23件のマルウェアがダウンロードされていたという。

またボットネットを制御するコマンド&コントロールサーバへ708回のアクセスがあり、アクティブなボットが1件、非活動中のボットが1件、ボットと疑われるケース5件などを検知。さらに深刻な状況の感染状態のクライアントを1件発見した。

同社執行役員でマーケティング本部長を務める石崎健一郎氏は、「国内では、標的型攻撃など対岸の火事との見方もあったが、夏に事件が発生し、日本でも現実的になった」とし、「顧客から問い合わせが増加している」と市場の動向を説明。

同製品を担当するプロダクトマーケティング部プロダクトマーケティングマネージャの裵琪相氏は、「サイバー攻撃で本当に怖い点は、見えない敵が内部にいる恐怖」と指摘。

セキュリティ対策に自信を持つ事業者からも、同サービスによりボットが発見されている状況で、脅威を可視化できる同サービスのポイントをアピールした。

(Security NEXT - 2011/10/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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