「BIND 9」にサービス拒否の深刻な脆弱性 - 「同9.7.3」へのアップデートを
DNSサーバ「BIND 9」において深刻な脆弱性が見つかった。リモートでDoS攻撃を受ける可能性があるという。
影響を受けるのは、「同9.7.2-P3」および「同9.7.1」までの以前のバージョン。ゾーン情報の更新に「IXFR」による差分ゾーン転送や「Dynamic Update」を使用している場合、実装上の問題から特定のタイミングでDNSリクエストを受信すると、処理が停止する可能性がある。
今回見つかった脆弱性は、「BIND 9.7.3」へアップデートすることにより解消することができる。またマルチスレッド機能を無効にするなど、緩和策も公表されている。
開発元であるISCや「jpドメイン」を管理運営する日本レジストリサービス(JPRS)では、深刻度が高い脆弱性であるとして、アップデートの適用など対策を呼びかけている。
(Security NEXT - 2011/02/23 )
ツイート
PR
関連記事
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性
Cisco、セキュリティアドバイザリ3件を公開 - 一部でPoCが公開済み
「Chrome 124」が公開 - セキュリティ関連で23件の修正