「BIND 9」にサービス拒否の深刻な脆弱性 - 「同9.7.3」へのアップデートを
DNSサーバ「BIND 9」において深刻な脆弱性が見つかった。リモートでDoS攻撃を受ける可能性があるという。
影響を受けるのは、「同9.7.2-P3」および「同9.7.1」までの以前のバージョン。ゾーン情報の更新に「IXFR」による差分ゾーン転送や「Dynamic Update」を使用している場合、実装上の問題から特定のタイミングでDNSリクエストを受信すると、処理が停止する可能性がある。
今回見つかった脆弱性は、「BIND 9.7.3」へアップデートすることにより解消することができる。またマルチスレッド機能を無効にするなど、緩和策も公表されている。
開発元であるISCや「jpドメイン」を管理運営する日本レジストリサービス(JPRS)では、深刻度が高い脆弱性であるとして、アップデートの適用など対策を呼びかけている。
(Security NEXT - 2011/02/23 )
ツイート
PR
関連記事
米政府、「Exchange Server」脆弱性で緊急指令 - 週末返上での対応求める
「JWE」のRuby実装に深刻な脆弱性 - 総当たり攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外パッチ
「Azure」や「MS 365 Copilot BizChat」に深刻な脆弱性 - 対応は不要
「HashiCorp Vault」のLDAP認証で多要素認証バイパスのおそれ
「Dell PowerProtect Data Domain」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」
「NVIDIA Triton Inference Server」に複数の深刻な脆弱性
「Trend Micro Apex One」脆弱性でセキュリティ機関も注意喚起
「Trend Micro Apex One」に脆弱性、攻撃も発生 - パッチは8月中旬
プロキシサーバ「Squid」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正