Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

FTPアカウント以外の情報も攻撃対象に、攻撃自動化ツールも - トレンド報告

トレンドマイクロは、1月の国内における不正プログラム感染被害の総報告数を取りまとめた。「Gumblar」関連の「TSPY_KATES」は後退するものの、不正サイトへ誘導する「JS_ONLOAD」が3位に新規ランクインしている。

レポートによれば、1月の感染被害報告数は1670件で、2009年12月の1646件からわずかに増加した。「Gumblar」で改ざんされたサイトから不正サイトを経由して感染し、FTPアカウントなどを盗み出すトロイの木馬「TSPY_KATES」は、前回トップから7位に後退。一方、改ざんされたサイトに埋め込まれ、ユーザーを不正サイトへ誘導する「JS_ONLOAD」が、3位に新規ランクインした。

また、誘導先の不正サイトからダウンロードされる「JAVA_BYTEVER」が、圏外から4位に浮上。感染すると、JREの脆弱性を悪用して別の不正プログラムをダウンロードする。

FTPアカウントを詐取する従来のものだけでなく、「HTTPベーシック認証」や「POP3」「SMTP Authentication」のアカウント情報を盗む「TROJ_WALEDAC」への感染や、偽セキュリティソフトによる金銭詐取を狙った攻撃もあらたに確認されている。

(Security NEXT - 2010/02/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

Mozilla、ブラウザの最新版「Firefox 126」を公開
Zoom、セキュリティアドバイザリ2件を公開 - 最新版へ更新を
5月のMS月例パッチが公開 - 複数のゼロデイ脆弱性を修正
「MS Edge」のアップデートが公開 - スクリプトエンジンのゼロデイ脆弱性を解消
Adobe、複数製品にアップデートを公開 - 8製品に「クリティカル」脆弱性
Fortinetの「FortiOS」に複数脆弱性 - 重要度は「中」
「Adobe Acrobat/Reader」にアップデート - 脆弱性12件を修正
「VMware Workstation」「同Fusion」に脆弱性 - 「クリティカル」も
Apple、「iOS 17.5」などスマートデバイス向けにアップデートを公開
セガ子会社のメールアカウントの侵害、 あらたに3件判明