マイクロソフトは、9件の月例セキュリティ更新プログラムを公開した。深刻度「緊急」のプログラム5件を含んでおり、一部ではゼロデイ攻撃が確認されている。
もっとも深刻度が高い「緊急」とされる5件は、いずれもリモートでコードが実行される可能性がある問題を解決するもの。「MS09-043」は、「Microsoft Office Webコンポーネント」の脆弱性を解消するプログラムで、7月13日にアドバイザリが出された脆弱性にも対応している。
「Windows Mediaファイル」の処理における不具合を解消した「MS09-038」は、細工されたAVIファイルを開いた際にコードが実行される問題を解消した。「MS09-044」では、ターミナルから「RDPサーバ」に接続した場合や細工されたウェブへアクセスした際の脆弱性を解消している。
また「MS09-037」は「Microsoft ATL Active Template Library(ALT)」における5件の脆弱性へ対処するもので、7月29日のアドバイザリや定例外で公開された「MS09-034」「MS09-035」へ関連してするプログラム。「MS09-039」では、Windowsインターネットネームサービス(WINS)においてレプリケーションパケットの処理に存在した脆弱性を解決する。
のこり4件の「緊急」に次に深刻とされる「重要」。「MS09-042」はtelnetにおける問題を解消するもの。攻撃者は資格情報を取得してシステムへログオンし、コードが実行されるおそれがあり、すでに脆弱性情報が一般へ公開されている。「MS09-036」では、ASP.NETにおいてサービス拒否が発生する問題へ対応した。
「MS09-041」では、ワークステーションサービスの脆弱性、「MS09-040」はメッセージキューの脆弱性へ対応するもので、いずれも特権の昇格が発生するおそれがある。
30日以内に不正コードが発生するおそれを示した同社の「悪用可能性指標」によれば、「MS09-036」についてはサービス拒否が発生する可能性があるものの機能するコードの発生する可能性は低く、「MS09-038」についても不安定な悪用コードの発生にとどまるとされている。
しかしながらそれ以外のプログラムについては安定した悪用コードが発生する可能性がある。また「MS09-037」については、今回解決した5件の脆弱性のなかの1件ですでに脆弱性の悪用が確認されている。
2009年8月のセキュリティ情報
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms09-aug.mspx
マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/
(Security NEXT - 2009/08/12 )
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