Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Linuxの「udev」に権限昇格の脆弱性 - NTTデータ・セキュリティが検証レポート

NTTデータ・セキュリティは、Linuxカーネル2.6以降に含まれる「udev」に見つかった脆弱性について検証レポートを公開した。

動的にデバイスファイルを作成する「udev」において、権限の昇格が発生する脆弱性が明らかになったもので、Linuxの各ディストリビューションではアップデートを公開している。

今回同社では、Linuxカーネル「2.6.18-8.el5」および「udev-095-14.5.el5」を含む「Red Hat Enterprise Linux Server release 5」をターゲットシステムとして用意。一般ユーザーから特定コードを実施。root権限を取得できることを実際に確認した。

同社では今回の検証結果を踏まえ、利用中のユーザーに対してアップデートを実施するよう呼びかけている。

NTTデータ・セキュリティ
http://www.nttdata-sec.co.jp/

(Security NEXT - 2009/04/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「SonicWall SMA 100」シリーズに脆弱性 - アップデートが公開
「Progress Flowmon」に脆弱性 - 10月の複数アップデートで修正
Apple、「iOS 26.1」「iPadOS 26.1」を公開 - 56件の脆弱性を解消
「CentreStack」「CWP」脆弱性の悪用に注意喚起 - 米当局
入退室管理製品「UniFi Access」の管理APIに認証不備の脆弱性
「Elastic Cloud Enterprise」に脆弱性 - API経由で不正操作のおそれ
Google、「Chrome 142」でV8関連はじめ脆弱性20件を修正
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加