Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「ウイルス対策ソフトがパフォーマンスに与える影響少ない」 - エフセキュアがゲーマーに注意喚起

エフセキュアは、オンラインゲームのユーザーに対して、直面する可能性がある5つの脅威について注意喚起を行った。

同社では、外部からの脅威として無害のプログラムと見せかけてコンピュータに進入する「トロイの木馬」と、トロイの木馬の多くに組み込まれている「キーロガー」を取り上げた。感染するとキーボードの入力情報が詐取され、IDやパスワードが盗まれるなど、その危険性を示した。

一方残り3つの脅威は、外部からの脅威だけでなく、ユーザー自らの過失や設定ミスが発端となる問題だという。

ひとつはファイアウォールの設定ミス。ゲームで遊ぶことを目的にファイアウォールの設定を誤って変更したり、完全に切ってしまう事例を取り上げ、そうした行為を「裸になることと同じ」とその危険性を表現している。

さらにゲームプレイ時に、コンピュータの動作が重くなるとして、ウイルス対策ソフトがオフにされることがあるが、メール経由でウイルスに侵入されるなど危険に身をさらす可能性があると警告。

ゲームプレイヤーに対し、ウイルス対策機能は、プログラムを開閉する際に作動するだけで、ゲームのパフォーマンスにほとんど影響を与えないと訴えている。

また実際の金銭を賭けて遊ぶ「オンラインポーカー」については、マネーロンダリングなどに悪用され、盗まれたクレジットカードなどが不正に利用されていると問題を指摘した。

(Security NEXT - 2008/12/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Chromium」の脆弱性狙う攻撃 - 派生ブラウザ利用者も注意を
「Citrix Bleed 2」への懸念広がる - 提供元は「悪用未確認」強調
「NetScaler ADC」脆弱性、パッチ公開前から攻撃発生
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を
先週注目された記事(2025年6月22日〜2025年6月28日)
米CISA、「AMI MegaRAC SPx」や「FortiOS」の既知脆弱性悪用を警告
医療費の検査資料が所在不明、誤廃棄か - 会計検査院
個情委、学校の個人情報事故に注意喚起 - 紛失が5割弱、ICT化の影響も
「Cisco ISE」に深刻な脆弱性、root権限奪取も - 修正版を公開
従業員メールアカウントがスパムの踏み台に - 河合楽器グループ会社