DebianやUbuntuのOpenSSLに脆弱性 - すでに複数の攻撃コードも
JPCERTコーディネーションセンターは、「Debian」や「Ubuntu」といったLinuxディストリビューションに含まれる「OpenSSL」に脆弱性が見つかったとして注意を呼びかけている。
今回見つかった脆弱性は、公開鍵認証に使用する鍵をOpenSSLライブラリを用いて作成した場合、推測可能な乱数を元に生成するというもの。暗号化された通信を復号されたり、公開鍵認証が回避される可能性があり、すでに同センターでは、複数の攻撃コードが公開されていることを確認しているという。
影響を受けるのは、Debian GNU/Linux 4.0や派生バージョン、Ubuntu 7.04、同7.10、同8.04。Debianベースのディストリビューションや、各ディストリビューションにおいて、同ライブラリを利用する「OpenVPN」「OpenSWAN」についても注意が必要。
JPCERTコーディネーションセンター
http://www.jpcert.or.jp/
(Security NEXT - 2008/05/19 )
ツイート
PR
関連記事
「Chromium」ゼロデイ脆弱性、Macに影響 - 米当局が注意喚起
「Plesk」Linux版に権限昇格の脆弱性 - アップデートで修正
ウェブメール「Roundcube」にXSSなど脆弱性 - 更新を強く推奨
「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「pgAdmin4」リストア処理にRCE脆弱性 - 2カ月連続で判明
地理空間データを活用する「GeoServer」の脆弱性攻撃に注意
