Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

プログラムミスにより高卒認定試験で誤った合否判定 - 文科省

文部科学省の高等学校卒業程度認定試験(旧大検)において、採点ミスが発生した。大学センター試験が迫る中、一部合格者へ連絡が取れない状況だという。

2007年度第2回の同試験科目「世界史A」で、採点プログラムにミスがあったもの。同省の調査によれば、同プログラムは、2005年から2007年にかけて実施された6回の試験で採用されており、100点満点中、6点から12点が配点されていた一部設問について、採点がまったく行われていなかったという。

同省では同科目について、2114人をあらたに合格と認定。認定試験の合否についても、80人が誤って不合格となっており、同省では今回判明した合格者へ証書などを送付している。

1月実施の大学入試センター試験の出願についても特別の取り扱いを実施し、大学や教育委員会へも配慮するよう通知しているが、2005年度に受験した8人について連絡が取れない状態だという。同省では心あたりがある場合、連絡してほしいと呼びかけている。

文部科学省
http://www.mext.go.jp/

(Security NEXT - 2008/01/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

小学校で教員募集メールを誤送信、メアド流出 - 江戸川区
国民健保の被保険者情報含むUSBメモリを紛失 - 草津市
端末管理システムで誤設定、従業員情報が閲覧可能に - マイナビ
「ConnectWise Automate」に悪用リスク高い脆弱性 - 早急に対応を
DV被害者情報を保育施設で加害者に誤提供 - 奈良市
Cisco製IPフォンや侵入検知エンジン「Snort 3」などに脆弱性
Ruijie製ブリッジ「RG-EST300」に非公開SSH - 修正予定なし
バッファロー製Wi-Fiルータ「WXR9300BE6Pシリーズ」に脆弱性
NVIDIAの「Jetson Linux」やロボティクス開発環境に脆弱性
「Apache NMS.AMQP」に深刻な脆弱性 - アップデートや環境移行を呼びかけ