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zip圧縮のライブラリに脆弱性見つかる - 修正バージョンが公開に

zipファイルの圧縮や展開を行うフリーのライブラリ「7-ZIP32.DLL」に脆弱性が見つかった。現在、脆弱性を解消したバージョンが公開されている。

同ライブラリは、7zやzip形式に対応したライブラリ。同ライブラリのバージョン4.42.00.03およびそれ以前を利用した場合、ファイル名が長いファイルを扱う際にバッファオーバーフローが発生する可能性がある。また書庫に不正なコードが仕込まれた場合、意図せずコードを実行されてしまうおそれがあるという。

フォティーンフォティ技術研究所が7月に脆弱性を発見し、IPAとJPCERT/CCを通じて作者である秋田稔氏に連絡。脆弱性の問題を解消した「バージョン4.42.00.04」が5日より公開となった。

AkkyWareHOUSE
http://akky.cjb.net/

JPCERTコーディネーションセンター
http://www.jpcert.or.jp/

情報処理推進機構
http://www.ipa.go.jp/

フォティーンフォティ技術研究所
http://www.fourteenforty.jp/

(Security NEXT - 2007/09/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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