Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

機密文書処理サービスで書類をダンボールごと紛失 - ヤマト運輸

ヤマト運輸は、機密文書の廃棄処理サービス「クロネコヤマトの機密文書リサイクルサービス」で受託したダンボール1箱を紛失したことを明らかにした。個人情報を記載した書類が含まれていたという。

紛失したダンボールは、6月11日にJTBトラベランド広島アルパーク店より広島市内の井口明神宅急便センターで受託したもの。JTBトラベランドが2006年に扱った旅行申込書1779件が含まれており、申込書には利用者の個人情報などが記載されていた。溶解処理工場の窓口である北九州物流システム支店に到着していないことが6月14日に判明した。

その後調査を実施したが発見できず、6月28日にJTBトラベランドへ事故を報告。ヤマト運輸では、紛失に加え、事故報告の遅れについて謝罪した。

ヤマト運輸では引き続き紛失したダンボールの探索を行っている。また荷物内に情報が含まれていた関係者に対して、JTBトラベランドと共同で個別に謝罪するとしている。

(Security NEXT - 2007/07/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

新「NOTICE」がスタート、脆弱性ある機器も注意喚起対象に
UTM設置時のテストアカウントが未削除、ランサム感染の原因に
カンファレンスイベント「CODE BLUE 2024」、講演者募集を開始
「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施
Node.js向けMySQLクライアント「MySQL2」に脆弱性
「GitLab」に複数脆弱性 - セキュリティパッチをリリース
国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
県営住宅入居者の個人情報含む書類、強風で飛散 - 愛知県
個人情報含む道路占用届書をメール誤送信 - 国交省
フィッシング攻撃支援サブスクの関係者を一斉検挙 - 利用者は約1万人