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県営住宅入居者の個人情報含む書類、強風で飛散 - 愛知県

愛知県は、県営住宅入居者の個人情報が記載された書類を紛失したことを明らかにした。

同県によれば、県営住宅の入居者121世帯に関する調定決議内訳書3枚を紛失したもの。収入すべき金額を決定するために必要な内訳情報が記載されており、契約者氏名、家賃、団地コードなどが含まれる。

4月19日14時ごろ、愛知県住宅供給公社の職員が調定決議内訳書1696枚を段ボール箱に詰めてカートに乗せて運搬する途中に転倒し、書類が路上に散乱。回収する前に一部が強風で飛ばされたという。

公社の職員と県職員で探索したが、日没により書類の探索が困難となったため、同日19時ごろより回収できなかった3枚に掲載されていた入居者に対し、電話による説明と謝罪を開始した。

翌20日以降も捜索を行うとともに、引き続き入居者に経緯の説明と謝罪を行い、連絡が取れなかった入居者に対して訪問し、不在の場合は書面を投函した。

今回の問題を受け、同県では調定決議内訳書の提出方法を紙から電子データに変更。あわせて公社職員に対し、個人情報の取り扱いに関する研修を実施する。

(Security NEXT - 2024/04/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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