Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ベクターの公開ソフトにウイルス感染

オンラインソフトや市販ソフトをウェブサイト上で提供しているベクターは、同社サイトで提供したソフトウェアにウイルスが感染していたと発表した。

同社では、9月27日に社内ネットワークやクライアントPCにウイルスの感染が判明したとして一時ソフトウェアの公開を中止し、調査を進めていた。調査の結果、3986タイトルにウイルスが感染し、9月27日1時から13時30分まで公開されていたことがわかったという。感染タイトルのうち、807タイトルは実際にダウンロードされ、のべ7873回のダウンロードが行われている。(編集部注……同社ではダウンロードされたタイトル数、ダウンロード数を10月4日に下方修正した。)

公開されたソフトウェアに感染していたウイルスは、9月はじめに見つかったもので、セキュリティベンダーにより呼称が異なり、「Win32/Viking.AU」「W32/HLLP.Philis.av」「PE_LOOKED.FV」「W32.Looked.H」などと命名されている。ウイルスは、ネットワーク上の共有フォルダ内にある実行形式のファイルに感染してコードを追加し感染を広げる。

感染した場合は、特定のオンラインゲームのアカウントを盗み出す可能性がある。同社はウイルスに感染したソフトの一覧を公開しており、ウイルスに感染したソフトをダウンロードした場合、至急ウイルス対策を行うようアナウンスしている。

(Security NEXT - 2006/09/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

米当局、脆弱性悪用リストに「Oracle EBS」など5件追加
「WatchGuard Firebox」の深刻な脆弱性、PoC公開で悪用リスク上昇
整体サロン店舗端末から顧客情報が流出した可能性
講座申込ページで設定ミス、申込者情報が流出 - 横須賀市
作業服通販サイトに不正アクセス - 2024年に判明、新サイトへ移行
グループ会社サーバから個人情報が流出 - 茨城県の人材サービス会社
「Spring Cloud Gateway Server Webflux」に情報漏洩の脆弱性
機械学習フレームワーク「Keras」に深刻な脆弱性 - 8月の更新で修正
一部従業員情報がグループ内で閲覧可能に、BIツールで設定ミス - デンソー
個人情報含むファイルを第三者へメール誤送信 - 森林総合研究所