Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

目立つ「ボット」の被害報告、8月だけで300種類発見 - トレンドマイクロ8月度レポート

トレンドマイクロは、日本国内における、2005年8月度のコンピュータウイルス感染被害報告件数マンスリーレポートを発表した。

同レポートによれば、8月のウイルス感染被害の総報告数は2495件で、7月の2295件からわずかに増加した。目立っているのは「ボット」の報告で、全体の報告数の1割程度を占めており、8月だけでも300種類以上が発見された。また、ウイルス1種類ごとの報告件数は減少しており、被害の分散傾向がうかがえるという。

8月14日に登場した「WORM_ZOTOB.A」は、8月10日に公開されたWindowsのセキュリティホール「MS05-039」を悪用し、ネットワークを通じて感染を広げるウイルス。国内での影響はわずかだったものの、セキュリティホールが公開されてから4日間でそれを悪用したウイルスが登場したということで、ユーザーがセキュリティパッチを適用する猶予期間がますます短くなってきたことを印象づけた。

(Security NEXT - 2005/09/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

DB管理ツール「pgAdmin4」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Apache Causeway」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
病院職員が患者情報含む受付画面をSNS投稿 - 岩見沢市
土地家屋調査士試験の申請書を誤廃棄 - 保存期間の表示漏れで
学会掲載論文の図表に患者の個人情報 - 神奈川県立病院機構
eラーニングシステムで利用者情報が閲覧可能に - 学研Meds
サイトが改ざん被害、海外オンラインカジノへ誘導 - 拓大
介護サービス事業所変更届を第三者にメール誤送信 - 笠間市
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
SonicWall製ファイアウォールにDoS脆弱性 - SSL VPN有効時に影響