Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

IPA、9月のウイルス、不正アクセス届出状況を発表

情報処理推進機構(IPA)は、2004年9月のコンピュータウイルスおよび不正アクセスの届出状況を発表した。

同レポートによれば、9月のウイルス届出件数は5404件。2004年5月以降、7月を除き毎月5000件を超える届出が続いているという。そのうちW32/Netskyは1448件の届出が寄せられ、7カ月連続でワースト1位となり、それに続いてW32/Bagleが530件となっている。

これらのウイルスは、差出人を詐称するのはもちろんのこと、エラーメールを装ったり有名企業やサポートセンターからのメールを装ったりなど手口も巧妙化しており、感染被害が拡大している。

不正アクセスの届出件数は28件で、8月の60件と比較して約53.3%の減少となった。そのうち被害の届出は2件で、いずれも侵入だった。

(Security NEXT - 2004/10/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

行政相談のメモを一時紛失、相談員宅で見つかる - 総務省
「バンダイCH」で個人情報流出の可能性 - ランサム被害は否定
動画配信「バンダイCH」が一時停止 - 「意図せぬ退会」発生
「FortiOS」に3件の脆弱性 - アップデートで修正
米当局、「Chromium」ゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 派生ブラウザも警戒を
「Monsta FTP」に深刻な脆弱性 - 8月のアップデートで修正済み
米当局、「FortiWeb」の脆弱性悪用に注意喚起
「FortiWeb」に悪用済み脆弱性が判明 - 今月2件目
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
メール誤送信で美術研究所研究生のメアド流出 - 大阪市立美術館