海外からも侵入するUSBメモリ感染ウイルス
※本記事はメールマガジン「3分で読める! 今週のITセキュリティ」2009年1月23日号に掲載されたものです。
昨今、ウェブサイト経由のウイルス感染が増えている。トレンドマイクロによれば、2008年は感染数上位100位のうち、53%がウェブ経由で感染するマルウェアだった。ウイルスを感染させることを狙ったみられる正規サイトの改ざんも多数報告されている。
こうした被害を防ぐため、セキュリティベンダーの多くはウェブ経由の感染対策について注意を促している。ウェブサイトの運営者に対しては、改ざんなどが発生しないよう事前に脆弱性を監査するサービスが花盛りだ。閲覧者に対しても、ウェブサイトの評価サービスやフィルタリングといった機能が活用されはじめている。
一方で、2008年に大きな注目を集めたのは「USBメモリ経由で感染」するウイルスだ。セキュリティの専門家やベンダーなど多くが警告を発している。
トレンドマイクロでは、ウイルスの感染被害についてランキングを毎月発表しているが、2008年は「MAL_OTORUN」が9カ月間にわたり1位を記録するなど突出していた。ここ数年、ウイルス感染被害は他種類へ拡散していただけに、この感染状況は一際目立つ結果となった。
(Security NEXT - 2009/01/26 )
ツイート
PR
関連記事
ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
	

