Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

法人向け電話サービス「異経路サービス」で誤請求が発生 - NTT東西

NTT東日本とNTT西日本は、法人向け電話サービス「異経路サービス」において、一部ユーザーへ料金の誤請求が発生していたことを明らかにした。

誤請求が発生したのは、災害時における重要回線の通信を確保し信頼性を向上させるため、通常の経路とは別に電気通信サービスを提供する「異経路サービス」。

NTT東日本では、請求を停止しておらず、過大に請求したケースは12件あり、総額は約1億4400万円に上る。一方過少請求は23件で総額約7億700万円だった。対象期間は顧客によって異なるが、1996年8月から2008年10月までに発生している。

一方NTT西日本においても、1987年12月から2008年10月までに過大請求が6件あり、約1億3500万円を誤って請求。一方過少請求は8件で総額約1億9000万円が発生した。原因は、回線変更時の事務処理ミスだという。

両社では、対象となる顧客に個別に連絡して説明と謝罪を行うとともに、過大請求については差額の返還を行う。また過少請求については、適正な請求への理解を求めるとしている。

NTT東日本
http://www.ntt-east.co.jp/

NTT西日本
http://www.ntt-west.co.jp/

(Security NEXT - 2008/10/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

システム障害が発生、原因や影響を調査 - 黒金化成
テモナのEC支援SaaSに侵害の痕跡 - 攻撃経路や影響など調査
「無印良品」通販サイトで出荷停止 - アスクル障害が波及
国交省の広報情報サイトで障害 - 偽サイトへ誘導
新商品を発売延期、サイバー攻撃の影響で - アサヒグループ
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
ポケモングッズ通販サイトのリニューアルで不具合 - 情報流出が発生
名古屋市営バスの料金箱で障害、料金徴収できず - アップデートが影響か
CrowdStrike導入したWindows端末の97%以上がオンラインに
検証機能にバグ、ファイルの問題を検知できず展開 - CrowdStrike