残保存年限20年の行政文書が所在不明に - 千葉県
千葉県は、個人情報含む決裁文書が所在不明になっていることを明らかにした。保存期間は20年残っていたが、誤って廃棄した可能性が高いとしている。
同県によれば、2007年度の農地法に基づく農地転用などの許可に関する決裁文書が所在不明になっていることが判明したもの。
問題の文書には、申請者の氏名、住所、年齢のほか、申請者のうち譲受人の職業、農地売買の金額、農地転用計画の所要資金など、個人397件、法人45件の情報が含まれる。
11月17日、海匝農業事務所の文書保管庫に見当たらないことが判明したため、職員が関係箇所の捜索を実施。あわせて担当職員への聞き取り調査も行ったが見つからなかった。
同文書の保存期間は30年と定められているが、保存期間が短いほかの文書と背表紙による色分けが徹底されておらず、さらに同じ棚に保管されていたことから、保存期間が過ぎたほかの文書と誤って一緒に廃棄した可能性が高いと説明。対象となる個人と法人に対し、書面による説明と謝罪を行っている。
(Security NEXT - 2017/12/15 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
現金領収帳2冊が所在不明、1冊に個人情報 - 北九州市
生活困窮者の相談内容含むUSBメモリが所在不明 - 北九州市
国民健保の被保険者情報含むUSBメモリを紛失 - 草津市
個人情報含む国勢調査世帯一覧を紛失 - 荒尾市
顧客情報含む電子媒体を紛失、定期チェックで判明 - 三井住友信託銀
帳票を箱ごと紛失、本部保管移行時に判明 - 群馬銀
国勢調査で対象世帯一覧を紛失、一部未発見 - 名護市
国勢調査でメモに使った付箋を紛失 - むつ市
生徒の個人情報含む資料が教室で所在不明に - 都立高
小学校で指導要録の一部紛失、保存区分取り違え誤廃棄か - 西宮市
	
