Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

JavaScriptマルウェアが減少、実行ファイルやPDF形式が増加 - ESET

ESETによれば、国内で検出したマルウェアにおいて、JavaScriptベースのマルウェアの割合が目立って縮小しているという。一方で実行ファイルやPDFを添付ファイルへ利用する攻撃の割合が増加した。

ESETのセキュリティ対策ソフトにおける国内のマルウェア検知状況を、キヤノンITソリューションズが取りまとめたもの。

同社によれば、4月は、ばらまき型マルウェアを添付したメールが引き続き確認されており、検出数が多い上位10件のマルウェアうち、7件はメールの添付ファイルより検出されたものだった。

マルウェア上位50件のファイル形式を見ると、もっとも多かったのは、Windows実行ファイル形式のマルウェアで36.1%。従来もっとも多く検知されていたJavaScriptベースのマルウェアは、前月の40%から23.1%へ縮小。PDFファイルベースのマルウェアが14.3%で続いた。

20170523_ci_001.jpg
マルウェア上位50件のファイル形式別の割合(グラフ:CITS)

(Security NEXT - 2017/05/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

初期侵入から平均62分で横展開を開始 - わずか2分のケースも
サイバー攻撃で狙われ、悪用される「正規アカウント」
先週注目された記事(2024年3月17日〜2024年3月23日)
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
2023年4Qにおけるtelnetの探索、12月下旬は10月初旬の3倍に
セキュリティ相談、前四半期比46.9%増 - 「偽警告」が倍増
インシデント件数が約1割増 - 「スキャン」報告が倍増
悪意あるファイル、1日あたり約41万件 - 前年比3%増
マルウェアによるアカウント情報の窃取 - 2割強の企業で
3Qのセキュ相談、前四半期比約27%減 - 「不正ログイン」は過去最多