Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

1月に最低水準だったフィッシング詐欺が再び増加 - 日本語サイトも複数出現

フィッシング対策協議会は、2月に国内で発生したフィッシング詐欺の状況をとりまとめ、公表した。

1月における同協会への届け出は4件と最低水準だったが、2月は7件増加して11件となった。フィッシングメールは前月の3倍となる9件、フィッシングサイトも3件から8件へと大幅に増加したものの、いずれも2007年平均より3件から5件少ない状況となっている。

一方で被害が目立ったのはブランドの悪用で、2007年末と同様に再び高い水準となり、過去1年を通じても2番目に多い7件を記録。なかでも金融業が5件と目立っており、「イーバンク銀行」や「PayPal」などが被害に遭っている。

また「Yahoo! JAPAN」や「mixi」を模倣したフィッシング詐欺サイトなど日本語によるフィッシング詐欺も増加傾向にあり、同協会では注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2008/03/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

RSSフィードが改ざん、外部サイトのリンク混入 - リョーサン菱洋HD
フィッシング報告、過去最多の水準続く - 4分の1が証券関係
先週注目された記事(2025年5月4日〜2025年5月10日)
偽基地局から送信されたフィッシングSMSに注意 - 総務省が注意喚起
先週注目された記事(2025年4月20日〜2025年4月26日)
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
脅威の可視化からテイクダウンまで提供「PHISHNET/25 Axur」 - TwoFive
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
3月はフィッシング報告が約25万件で過去最多 - URLは前月比2.3倍に
「豪華3大特典」と誘惑 - 偽マネックス証券のフィッシングに注意