Apple、メジャーアップデートとともに「iOS 10.0.1」をリリース
Appleは、同社スマートデバイス向けに最新OS「iOS 10.0.1」をリリースした。

「iOS 10」の修正も含まれる「iOS 10.0.1」
同アップデートは、1件の脆弱性を解消するアップデート。
メジャーアップデートである「iOS 10」における脆弱性7件の修正も含まれており、CVEベースで実質8件の脆弱性に対処している。
同社では、最新スマートフォン「iPhone 7」および「iPhone 7 Plus」の発売にあわせ、メジャーアップデートとなる「iOS 10」を米時間9月13日にリリースしたが、今回のマイナーバージョンアップは同日のリリースとなった。
「iOS 10」では、ソフトウェアアップデートに関連する脆弱性をはじめ、メール、メッセージ、キーボード、位置情報、サンドボックスなどの脆弱性に対応。
また「iOS 10.0.1」では、Lookoutとトロント大学のCitizen Labが報告したカーネルメモリの内容が漏洩する「CVE-2016-4655」について修正を行ったという。
同脆弱性は通称「Trident」とも呼ばれており、諜報ソフトに利用されていた。「iOS 9」に関しては、「iOS 9.3.5」で修正されている。
「iOS 10.0.1」で修正される脆弱性は以下のとおり。
CVE-2016-4741
CVE-2016-4719
CVE-2016-4746
CVE-2016-4747
CVE-2016-4740
CVE-2016-4749
CVE-2016-4620
CVE-2016-4655
(Security NEXT - 2016/09/14 )
ツイート
PR
関連記事
「FortiOS」に複数脆弱性 - 権限の昇格やセッション管理不備など修正
【特別企画】サイバー攻撃の標的はOS以下のレイヤーへ - 求められる「信頼たる端末」
先週注目された記事(2025年5月11日〜2025年5月17日)
Apple、「iOS/iPadOS 18.5」で30件以上の脆弱性へ対応
「FortiOS」に複数の脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「FortiOS」の認証回避脆弱性、攻撃継続中 - 国内でも被害
先週注目された記事(2025年5月4日〜2025年5月10日)
Cisco IOS XE無線LANコントローラに脆弱性 - root権限奪取のおそれ
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
先週注目された記事(2025年4月20日〜2025年4月26日)