Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

親会社から顧客情報を取得したみずほ証券に業務改善命令 - 金融庁

証券取引等監視委員会が、みずほ証券に対する行政処分を勧告したことを受け、金融庁は同社に対して業務改善命令を行った。

同社の業務開発部長や従業員が、2006年にみずほコーポレート銀行から、顧客の同意なしに非公開情報を受領し、一部を顧客の勧誘に利用していたもので、証取委が19日に勧告を行っていた。証券取引法では、親会社から非公開情報を受領したり、勧誘へ利用することは禁止されている。

今回の業務改善命令で金融庁は同社に対し、顧客情報の管理態勢や内部管理態勢の検証、経営姿勢の明確化、社内監査の実施、再発防止策を策定など求めており、11月26日までに書面で報告するよう命じた。

みずほ証券
http://www.mizuho-sc.com/

みずほコーポレート銀行
http://www.mizuhocbk.co.jp/

関連記事:グループ銀行から無断で顧客情報取得したみずほ証券に処分を勧告 - 証取委
http://www.security-next.com/006989.html

(Security NEXT - 2007/10/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「NVIDIA DGX Spark」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Azure Bastion」「SharePoint Online」に深刻な脆弱性 - すでに修正済み
イベント参加者の個人情報含むファイルをメールで誤送信 - 東京都
市営住宅入居者の個人情報含むディスクを紛失 - 京都市
飲食店営業許可施設一覧に誤って個人情報を誤掲載 - 神奈川県
関係者向けメールを誤送信、訂正メール急いで発生 - 鳥取県
リフォーム業者口コミサイト、一部顧客情報が流出した可能性
「SonicWall Email Security」に複数脆弱性 - アップデートが公開
「Oracle Fusion Middleware」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「Grafana」にクリティカル脆弱性 - なりすましや権限昇格のおそれ