Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

人気アーカイバ「Lhaplus」に脆弱性 -問題解決したアップデートが公開に

フリーの人気アーカイブソフト「Lhaplus」にバッファオーバーフローの脆弱性が見つかった。CVSSによる深刻度は「警告」で、情報処理推進機構やJPCERTコーディネーションセンター、開発者などはアップデートするよう注意を呼びかけている。

脆弱性の影響があるのは、同1.54 beta 1およびそれ以前で、悪意を持って細工されたARJ形式のアーカイブを展開した際に、任意のコードが実行されるおそれがある。脆弱性を悪用された場合、プログラムが実行されたり、ファイルの削除、不正ソフトのインストールなど被害を受ける。

フォティーンフォティ技術研究所の鵜飼裕司氏が脆弱性を発見し、開発者であるSchezo氏に報告した。現在、問題を解決した同1.55やアップデータが公開されている。

Lhaplus
http://www7a.biglobe.ne.jp/~schezo/

(Security NEXT - 2007/09/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ランサム被害による個人情報流出を確認 - 保険事故調査会社
「Array AG」狙う攻撃、関連する複数IPアドレスを公開 - IPA
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害
米当局、「ArrayOS AG」脆弱性など2件を悪用リストに追加
Synology製NASに複数脆弱性 - 情報漏洩やDoSのおそれ
メール誤送信、イベント申込者のメアド流出 - 神奈川県
海外子会社の予約管理システムが侵害、個人情報流出 - tripla
多治見市の複数小中校で不正アクセス - 迷惑メール1.6万件送信
開発環境が侵害 マルウェア感染と個人情報流出を確認 - ジモティー
「Avast Antivirus」macOS版に脆弱性 - RCEやDoSのおそれ