Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Oracle、「Java SE」に含まれる25件の脆弱性を解消

Oracleは、四半期に1度の定例アップデート(CPU)を公開し、「Java SE」に含まれる25件の脆弱性を解消した。

「JDK」「JRE」に含まれる脆弱性を修正したもの。脆弱性の影響を受けるのは、「同8 Update 20」「同7 Update 67」で以前のバージョンも含まれる。Oracleでは、修正版として「同8 Update 25」「同7 Update 71」を公開した。

今回修正した脆弱性のうち、22件に関しては認証なくリモートから攻撃が可能。なかでも9件に関しては、共通脆弱性評価システム「CVSS v2」において、スコアが「7.0」以上の「レベルIII(危険)」にレーティングされている。

今回のアップデートを受けて、JPCERTコーディネーションセンターは、「同6」「同5」など、すでにサポートが終了している旧バージョンに関しても、同様の脆弱性が存在していると指摘。

またユーザーが意図的にこれらプログラムを導入していなくても、パソコン購入時にプリインストールされている場合もあると説明し、注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2014/10/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PHP」に複数脆弱性 - セキュリティリリースが公開
ブラウザ「Chrome」の「Cookie暗号化保護」を破壊する「C4攻撃」
「Chromium」の脆弱性狙う攻撃 - 派生ブラウザ利用者も注意を
「Lucee」にクリティカル脆弱性 - 悪用コード公開済み
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性などに対応
「Cisco Unified CM」に深刻なRCE脆弱性 - ESリリースのみ影響
「Citrix Bleed 2」への懸念広がる - 提供元は「悪用未確認」強調
メッセージ保護アプリ「TM SGNL」の複数脆弱性、悪用リストに追加
「NetScaler ADC」脆弱性、パッチ公開前から攻撃発生
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を