Oracle、Java SE向けにセキュリティアップデートを公開 - 40件の脆弱性を修正
Oracleは、複数の深刻な脆弱性を修正する「Java SE」の「クリティカルパッチアップデート(CPU)」を公開した。
今回のアップデートは、「JRE」や「JDK」に見つかった40件の脆弱性を修正するもので、セキュリティ以外の修正も実施している。影響を受けるのは、「同7 Update 21」「同6 Update 45」「同5 Update 45」「JavaFX 2.2.21」で、以前のバージョンも含まれる。
共通脆弱性評価システムである「CVSS v2」において、3段階中もっとも深刻な「レベルIII(危険)」とされる脆弱性は、今回修正された脆弱性のうち18件。そのうち11件は最高スコアとなる「10.0」だった。悪用されると、リモートでコードが実行されるなど、深刻な被害をもたらす可能性がある。
同社やセキュリティ機関では、インストールされているJavaのバージョンを確認し、最新バージョンへアップデートするよう呼びかけている。次回のCPUは、10月15日を予定している。
(Security NEXT - 2013/06/19 )
ツイート
PR
関連記事
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Thunderbird」に複数脆弱性 - ブラウザ閲覧で影響
ブラウザドライバ管理ツール「WebDriverManager」にXXE脆弱性
「Spring Security」の一部メソッド制御に認可バイパスの脆弱性
「OpenPGP.js」の署名検証に脆弱性 - 修正パッチをリリース
米政府、脆弱性6件の悪用に注意喚起 - メールや社内チャットなども標的に
「Firefox」のJavaScript処理に脆弱性 - 重要度「クリティカル」
「Node.js 18」がサポート終了 - 後継バージョンへ移行を
「Firefox 138」がリリース - 複数の脆弱性を修正
「Spring Security」にタイミング攻撃対策が回避される脆弱性