Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ソニーに不正アクセス、他社アカウント情報用いた「なりすまし攻撃」 - 有効アカウント9万3000件が一致

「PlayStation Network」など、ソニーグループが提供しているオンラインサービスに対し、他社アカウント情報を用いてログインを試みる不正アクセスが、大量に行われていたことがわかった。

ソニーおよびソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)によれば、米国時間10月7日から10日にかけて、同社サービスに対し、他社サービスのアカウント情報を流用したと見られる不正ログインが、何者かによって試行されていたという。

今回の攻撃でログインが試されたアカウント情報のうち、「PlayStation Network」と「Sony Entertainment Network」であわせて約6万件、「Sony Online Entertainment」で3万3000件が、同社で現在有効なユーザーアカウントと一致した。

同社は、これらアカウントを一時停止。対象ユーザーへ、パスワードの変更を促すメールを送信した。停止前に不正ログインされたアカウントは、限られた一部にとどまるとの認識を示しているが、「なりすまし」による影響について、引き続き調査を進める。

また同社は、今回の攻撃をあくまで「なりすまし」によるものとし、アカウント情報が保存されているサーバへの不正侵入を否定。クレジットカード情報の漏洩なども発生していないことを強調している。

(Security NEXT - 2011/10/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

メールサーバがフィッシングメールの踏み台に - 広済堂HD子会社
サーバがランサム被害、UTMの設定不備を突かれる - CRESS TECH
公式Xアカウントが乗っ取り被害 - メガネの愛眼
第三者にメールを閲覧された痕跡、詳細を調査 - 東芝テック
計算用サーバが攻撃の踏み台に、テストアカを侵害 - お茶大
アイドルコンテストのX公式アカウントが乗っ取り被害
サイトに不正アクセス、テスト環境でPW窃取される - 日水コン
福井県の味噌蔵通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出のおそれ
「UNIZONE EX Match」の来場者写真データが閲覧可能に - JeMO
eモータースポーツ公式アカウントの乗っ取りで個人情報流出の可能性