政府共通の業務実施環境「GSS」に不正アクセス - VPN機器の脆弱性を悪用
同庁は、悪用された脆弱性の共通脆弱性評価システム「CVSS」における評価は、重要度「中(Medium)」程度であると説明。「重大とされる脆弱性などと比べても、短期間で対応した」としているが、修正プログラムやパッチの適用前に悪用されたという。
内部ネットワークへ侵入後、保守運用に用いていたアカウント情報が取得され、悪用されたが、侵害に至った経緯や原因については調査中としている。
問題の発覚を受けて、同庁では7月15日に個人情報保護委員会へ報告。警察庁に相談し、情報共有を進めている。2026年9月11日の時点で個人情報の悪用など二次被害は確認されていないが、対象となる関係者を特定して、個別に連絡を取る方針。
同庁では脆弱性管理や外部接続環境の見直しのほか、ゼロトラスト対策の徹底を図り、侵入対策だけでなく、侵入を受けた場合も被害を最小限に抑えるための対策を推進し、再発の防止を図るとしている。
「GSS」は、各府省庁がそれぞれ構築してきた庁内LAN、業務用PC、ネットワーク環境などを統合するための政府共通の標準的な業務実施環境。独立行政法人なども含め、23機関が利用している。設計にあたっては従来型の境界防御にくわえて、端末や通信を継続的に確認する「ゼロトラスト」の考え方なども導入したとしていた。
(Security NEXT - 2026/09/11 )
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