Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Chromium系ブラウザは脆弱性悪用に警戒を - 米当局が注意喚起

「Chromium」の派生ブラウザなどで広く活用されているグラフィックスライブラリにあらたな脆弱性が見つかり、すでに悪用されているとして米当局が注意喚起を行った。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は2026年4月1日、グラフィックスライブラリ「Dawn」に判明した脆弱性「CVE-2026-5281」を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」に追加した。

解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性で、細工されたHTMLページを読み込むとコードが実行されるおそれがある。米国内の行政機関に対して指定期間内に対処するよう求めるとともに、広く注意を呼びかけた。

「Dawn」はウェブのグラフィックス処理などで利用されており、Googleでは前日3月31日にリリースしたブラウザ「Chrome」のセキュリティアップデートで修正。すでに悪用されていることを公表していた。

同庁では共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「8.8」、重要度を4段階中2番目にあたる「高(High)」とレーティングしている。

「Dawn」は「Chromium」をベースとするブラウザのコンポーネントとして広く実装され、活用されており、同庁では「Microsoft Edge」や「Opera」をはじめ、幅広い製品に影響が波及するおそれがあると指摘。利用者に注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2026/04/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

国内の「NetScaler」狙う攻撃も - 最新IoCで侵害確認を
「Apache HTTPD」に複数脆弱性 - 「クリティカル」との評価も
WatchGuardの「Fireware OS」に15件の脆弱性
HPE製アクセスポイント「Instant On」に脆弱性 - 「クリティカル」5件など
「FortiMail」に深刻なゼロデイ脆弱性 - 悪用が報告、修正版は準備中
Cisco、10月7日に複数製品のセキュリティアドバイザリを公開予定
NVIDIA製GPU関連ソフトに脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Apache WSS4J」に認証回避など7件の脆弱性 - 修正版が公開
Apple製品やCiscoのSD-WAN管理製品の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「Catalyst SD-WAN Manager」にゼロデイ脆弱性 - 更新や侵害調査を