研究員がバス停に置き忘れノートPCを紛失 - 大阪公立大
大阪公立大学は、研究員が学外で個人情報が保存されていた可能性があるパソコンを紛失したことを明らかにした。端末には指紋認証が設定されており、データは暗号化されていたとしている。
同大によれば、学術研究支援部研究推進課の研究員が、研究に使っているノートパソコンを2月15日にバス停で置き忘れ、紛失したという。警察へ届け出たが発見されていない。
問題の端末は、学内外の関係者93人に関する氏名とメールアドレスなどのほか、同大医学部附属病院先端予防医療部付属クリニックMedCity21で健康診断を受診し、「日本人における消化管細菌と疾病の関連の解明」に協力した最大360人分の研究解析データも含まれている可能性が高いとしている。
研究解析データについては、氏名などの情報を削除するなど記号化を行っていた。
また同端末では、パスワードと指紋認証を設定しており、ストレージ内部のデータは暗号化されている。紛失判明後は、利用アカウントのパスワードを変更。本人以外によるログインをできないよう設定した。
同大では、個人情報保護委員会や文部科学省に報告を行った。また今回の問題を受けて、情報機器の安全管理や個人情報の適切な取り扱いについて、教職員に対する指導を徹底するとしている。
(Security NEXT - 2025/03/03 )
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