Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Elasticのエンドポイント対策「Elastic Defend」に脆弱性 - 修正版を提供

Elasticのセキュリティプラットフォーム「Elastic Security」に含まれるエンドポイント向けコンポーネント「Elastic Defend」に脆弱性が明らかとなった。

Windows向けに提供されている「Elastic Defend」において、ファイルのアクセス権限が適切に設定されておらず、SYSTEM権限で任意のファイルを削除できる脆弱性「CVE-2025-37735」が明らかとなったもの。

ローカル環境から権限の昇格が可能となる場合もあるという。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.0」、重要度は4段階中2番目にあたる「高(High)」と評価されている。

同脆弱性は「Elastic Defend 9.2.0」「同9.1.6」「同8.19.6」にて修正されており、これらバージョンへのアップデートが呼びかけられている。

「Windows 11 24H2」では、「CVE-2025-37735」の悪用が困難となるような対策が実施されているとし、「Elastic Defend」を更新できない場合は、「Windows 11 24H2」以降へのアップデートを検討するよう求めている。

(Security NEXT - 2025/11/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

NECのHAクラスタソフト「CLUSTERPRO X」に深刻な脆弱性
「NVIDIA App」インストーラに脆弱性 - 権限昇格のおそれ
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
Apple、「iOS 26.1」「iPadOS 26.1」を公開 - 56件の脆弱性を解消
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
「Dell CloudLink」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 独自修正も
Apple、「macOS Tahoe 26.1」をリリース - 脆弱性105件を修正
「Cisco ASA/FTD」脆弱性がDoS攻撃の標的に - 修正を再度呼びかけ