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ネットワーク監視ツール「Stork」に脆弱性 - DoS攻撃のおそれ

「Kea DHCP」や「BIND」の監視管理ツールである「Stork」に脆弱性が明らかとなった。脆弱性を修正するアップデートが提供されている。

Internet Systems Consortium(ISC)が現地時間2025年9月10日にセキュリティアドバイザリを公開し、サービス拒否の脆弱性「CVE-2025-8696」について明らかにしたもの。内部テスト中に発見したという。

脆弱性はウェブインタフェースに確認されたもので、認証を必要とすることなく悪用でき、リモートより大量のデータを送信することでリソースを枯渇させ、サービス拒否を引き起こすことが可能。

プロセスが停止するだけでなく、他プロセスへの影響を及ぼすおそれがあるほか、反復的な少量リクエストでもログストレージを圧迫する可能性もあるという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.5」、重要度は4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングされている。アドバイザリの公開時点で悪用の報告は確認されていない。

ISCでは、脆弱性を修正した「Stork 2.3.1」「同2.2.1」をリリース。ファイアウォールやプロキシによりアクセスを制限する緩和策などもアナウンスしている。

(Security NEXT - 2025/09/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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